☆〜声・動き・ピアノのimprovisation〜☆
ジュネーブ国際大会3日目
♪朝一は、Shilvia Del Bianco先生のlesson。
私の大好きなピアソラ作品が前日のデュット先生に続き使われました。
ビアンコ先生はアルゼンチン生まれ。
私はアルゼンチン音楽のエネルギッシュなリズム、哀愁を帯びたメロディーが好きです。
ルーツは、現地のリズムとアフリカから奴隷として入った黒人、そして統治したスペインの音楽が融合…。
そんな歴史から、あの独特で刺激的な音楽が生まれたのでしょう。
8分の6拍子のリズム要素から構築されている、タンゴに触発された作品
アイレ デ ラ zamba ニーナ»
ピアソラのメランコリックで美しい作品。
以前アルゼンチンに行った時にタンゲリアで演奏され、美しすぎて涙が出た事を思い出します。
全身の運動感覚、リズム、メロディー、ハーモニーのエクササイズからこの作品の解釈に結びつけていく、ビアンコ先生の芸術とも言えるlessonは心の奥底まで響き、未来の自分にとっての宝となりました。
ビアンコ先生の、一度会ったら誰しもが魅了される、そのルーツは、この音楽の中にある…。
そんな事を感じました。
♪Christina Croset先生のlesson
まず、とにかく入れそうなところに潜り込んだら、フランス語のみの長い解説から始まり…必死で食いつくものの、とことんわかりません。
音楽から始めてくれればいいのに…と心で叫ぶ(・_・;
曲をアナリーゼして、各パターンをシンボル化して表していました。
A-B-A-B-X-A-X-Aの形の曲としたら
例えば、☆〃☆〃*☆*☆と
シンボル化した抽象記号で表します。←実際は子どもに描かせる
●そのパートの陣地を4箇所決めて
そこに異なる音色の打楽器を置きます。
パートごとにメンバーを分けてそのパートが聞こえたら
その楽器をたたきます。
●一人づつ楽器を持って前に出て発表もできます。
●↑の位置を変えて曲のバリエーションをする事もできます。
使われたフランスの童謡はとても可愛らしく
子どもたちの遊びが目に映るような素敵な曲でした。
やはり言葉がわからなくても音楽の素敵を感じる事はできます。
♪馬渕師匠の昨年行われた
「Jaques-Dalcroze コンサート 」
DVDでの発表と解説。
作品は、ピアノ、歌、プラスチックアニメ等。
海外の先生方が沢山鑑賞されていて、私もうれしくなりました。
♪ブルースを習ったジェレミー のリズム
テーマはシンコペーション でした。
シンコペーションのさまざまな側面を探索し、生徒たちと
このトピックを学ぶ時の方法、新しいアイデアを学びました。
それにしてもジェレミーはバレエダンサーのように飛んで
受講者の黄色い歓声を何度も浴びていました(笑)
私もジャンプをしすぎてヘトヘトです。
♪Dierk Zaiser先生?
緊張と弛緩 、自分の動きに声をつける。
そんなlesson←休みなしで授業を取り、けっこう疲れてしまい
記憶が定かではありません(・_・;
♪ピアノ即興は先生が変わりスペインの女性
Eugenia Arus先生
英語が話せない先生で
理解するのが大変でした。
●リディアンなど旋法を使ったり、転調したりして
笑い、悲しみ、怒り、まっすぐ歩くなど、
次々に表情を変えて演奏する。
●2人組になって
テーマの提示〜リピート〜バリエイション〜変化させていく。
そんな即興をしました。
もっと高低、強弱、ニュアンス、転調、モード…と
表現を変えて弾けるように!
一生の課題です。
本当はこの後公園でのピクニックでしたが、豪雨で中止になり
ダルクローズ学院の中で親睦会?がありました。
民俗服を身にまとった方達が、ヨーデル?を歌って下さいました。
大会3日目も長い長い実りある1日でした
今日、一番感じたことは…
improvisationって深い。
即興するにしてもいろんな引き出し、いろんな型を自分のもののして
体の中になければ出てこない。
とにかく沢山ピアノと遊んで
言葉で遊んで
素敵な人、素敵な作品を真似する…
そんな日々の
地味な積み重ねが
生きる力になる!
とってつけたようなものは通じない。
肝に銘じます